腰の痛み
- 長い時間、座っていられない
- 立っているのもつらい
- 10年以上、腰痛が治らない
- 靴下を履くのに苦労する
- お尻や足まで痛みがある
どうして腰痛が治らないのか?
腰の痛みで悩まれている方って多いですよね。
厚労省の統計では全国で2800万人、実に4人に1人が腰痛持ちであると推計されています。
しかも10年、20年といったベテランの腰痛持ちの方も多いです。ひと昔前ならいざ知らず、医療技術が進歩はめざましいのにもかかわらず、どうしていまだに腰痛に悩まされる方が多いのでしょうか?
それはあなたの腰痛になった時に対処する方法が間違っているからかも知れません
腰痛になったら安静にする?しない?
腰の痛みで病院に行って、こんな事言われたことありませんか?
「骨には異常がないので、とりあえず安静にして様子を見てください。」と
実はここに大きな間違いがあるのです。
「安静にしない」が世界の共通常識
まずはこちらをご覧ください。
男女問わず、16~18歳の急性腰痛(発症から4週間未満、または慢性腰痛が悪化してから4習慣未満のもの)を対象にした場合、非特異性腰痛に対しては、ベッド上安静が痛みに応じた活動性維持よりも、痛みの程度と身体機能の面で劣っている。
これは欧米で書かれている腰痛に対する論文の一部です。
痛みの範囲内で動いた方が良い
欧米の診療ガイドラインには、ぎっくり腰を代表とする急性腰痛が起こった場合は3日以上の安静は必要なく、痛みの範囲内で動いた方が良いとされています。
さまざまな研究結果から、3日以上安静にした人の方が、普段どおり動いた人よりも、その後の
経過が悪いことがわかってきたのです。
腰痛に対する新常識
① 3日以上の安静は逆効果
➁ 動かして治すほうが良い
③ 原因の85%はわからない(特定できていない)
こんなふうに言われたら、「え~!?」と思われるかもしれません。
ただ当院に来られている患者様でも長年腰痛に苦しまれている方の多くは、間違った考え方で治療をうけてきた方が多いのは事実です。
じつはレントゲンやMRIなどの画像診断をしても85%の腰痛は原因がはっきり特定できていないのです。
ヘルニア、脊柱管狭窄症と腰痛の因果関係は?
さらには欧米ではこんな実験結果も報告されています
腰痛を訴える人と腰痛を訴えていない人を同じ数だけ集めてMRIやCTで画像検査をしたところ、腰痛を訴えているグループと腰痛を訴えていないグループを比較した結果、ほとんど同じ割合で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった画像診断上の異常が見つかった。
つまりはヘルニアや脊柱管狭窄が必ずしも、今の腰痛の原因ではないという事です。
*腰の痛みについての無料相談・施術のご予約は友だち追加してお問合せください。
「寝ながらできる腰痛体操7選・だからあなたの腰痛は治らない」
腰痛になる4つの要因
腰痛の原因は主に
• 仕事場や家庭での生活習慣
• 日常での生活動作や癖
• 過度な緊張やストレスなどの心理的要因
と言われています。
①物理的な要因
重い物を運んだり長時間の同じ姿勢でのお仕事。日常での生活習慣、癖などの体の使い方が原因で筋肉や骨のバランスが悪くなり、その負担が腰部に集まって痛みが起こってきます。
これは何となくイメージはしやすいのかもしれません。
➁心理的な要因
意外と大きい要因としてはストレスなどの心理的な要素です。
心理的・社会的・経済的因子は腰痛発症と治療成績に大きな影響を与える(確証度D)。
(21)レッドフラッグがないのに日常生活が困難な場合、検査や治療を追加する前に非現実的な期待や心理社会的因子を検討する(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO
当院の患者様でも、仕事を休めないというプレッシャーから腰痛が長引き、焦りから顔面神経麻痺にまでなられた方もいらっしゃいました。
「この痛みは治るのだろうか?」
「いつになったら治るのか?」
「治らなかったらどうしよう」
などの不安や焦りが強まると、神経をより過敏にさせます。
そうなると脳の持つ、本来の痛みを抑える機能がうまく働かなくなってしまい腰痛を長引かせてしまうのです。
③内臓の疾患からの影響
腰のまわりには多くの臓器が存在し、その内臓の働きの悪さから腰に痛みを感じる場合があります。
内臓疾患からの腰痛は背中のほうまで痛む場合もあります。(腎臓、肝臓、十二指腸、すい臓、子宮の疾患など)
④血流の阻害
過労やストレスなどから、自律神経のバランスを崩し血流が悪くなることが腰痛の原因になることがあります。
さかとう整骨院の腰痛治療
腰に痛みがでる要因は何なのか?
腰痛の治療は、お仕事、日常生活の癖、心理的な状態も重要な要素になりますので、カウンセリングの段階でしっかり状況を聞いていきます。
ピドスコープで土台の足元からチェック
その上でピドスコープによる荷重測定、体のゆがみ、腰以外に下半身の可動域の検査をおこないます。
ヘルニアや坐骨神経痛などの診断名を言われている場合は、専門の徒手検査をおこないその診断名が原因での腰痛なのかを判断していきます。
腰痛の場合は特に下半身の硬くなっている場合が多いので、下半身の可動域を向上させ、身体全体のバランスを整えて腰への負担を軽減させていく治療をおこなっていきます。
患者様の状態に合わせた施術を
炭酸整体、さかとう式整体、PNF療法、トリガーポイント療法、筋膜リリース療法、ELECTRO治療器、テーピング療法の中から組み合わせて治療をおこないます。
施術後はご自宅でできる、簡単なストレッチや体操なども指導させていただきます。
どれくらいで腰痛は良くなるの?
状態によってもさまざまですが、これまでの経験上、急性の腰痛(ギックリ腰)の場合は遅くても2週間もすれば痛みはおさまってきます。
腰痛治療においては、なぜこのような痛みが出るようになってしまったのか?
それを改善するには日頃から、どういうことに注意しないといけないか?
など、患者様も一緒になって腰痛改善に向けて取り組んでいただけると、精神的な不安も少なくなり痛みの改善スピードも早まります。
正しい腰痛に対する考え方を理解する事で、腰痛のおこりにくい体を作り、その状態を維持するという予防の治療がとても大切になってきます。
炭酸整体スプレーを使ったセルフケア(腰痛ver.)
①腰、背中、お尻まわりにかける
*腰、背中など、ご自身で吹きかけにくい場所はご家族などに協力してもらって下さい。
炭酸は粒子がとても細かいため、肌にかけるだけで瞬時に体内に浸透していきます。
➁腰、背中、お尻以外の気になる部分にもかける
痛みのある部分以外にも吹きかけることにより、全身の血流が良くなり、炭酸の効果を高めます。
③ゆっくり腰を捻ったり、背中を伸ばしてストレッチする
*痛みの強い場合は様子を見ながら行ってください。
血流が改善することで筋肉の柔軟性があがり、治りやすい体に変わってきます。
炭酸整体スプレーご使用にあたって
炭酸整体スプレーのページもご参照ください。
このような症状のある腰痛は要注意
重大な脊椎病変とは
悪性腫瘍、脊椎感染、骨折、解離性大動脈瘤、強直性脊椎炎、馬尾症候群
などです。これら重大な病気の症状としての一つとして腰痛が現れます。
• 発症年齢が20歳未満か55歳超
• 最近の激しい外傷歴(高所転落、交通事故)
• の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない)
• 胸部痛
• 悪性腫瘍の病歴
• 長期間にわたるステロイド剤の使用歴
• 非合法薬物の静脈注射、免疫抑制剤の使用
HIVポジティブ
• 全般的な体調不良
• 原因不明の体重減少
• 腰部の強い屈曲制限の持続
• 脊椎叩打痛
• 身体の変形
• 発熱
• 膀胱直腸障害とサドル麻痺
この項目に当てはまる場合は専門の医療機関の受診をお勧めいたします。心当たりのある場合はお問い合わせください。