手首の痛み(小指側)【TFCC損傷・三角線維軟骨複合体損傷】
- 手首の小指側が痛い
- ドアノブを回したら痛い
- 手をついたら痛い
- 手首が痛くて物が持てない
- サポーターをしても治らず、このまま治らないのではと不安
なかなか治らない手首(小指側)の痛み…
その痛みTFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷かも知れません…。
TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷とは
手首の小指側に強い痛みやしびれを感じる症状です。
倒れた時に強く手を着いたり、捻ったりなどのケガする場合と、野球やゴルフ、テニス、バドミントン、剣道といった競技で手首を繰り返し使うスポーツ障害として発症する場合があります。
TFCC損傷はレントゲンでは原因が分かりにくく、MRIを使用したり、関節造影剤というレントゲンに反応する液を手首に注射して、レントゲンを撮ったりして診断されます。
TFCC(三角繊維軟骨複合体)とは
手の尺側(小指側)にある骨4つの靭帯と関節円板、それに2つの靭帯が加わった組織のことです。
手関節の重要な機能である支持性と可動性の両立に極めて重要な役割を果たす軟部組織です
手首の痛み 小指側 TFCC損傷 三角繊維軟骨複合体損傷
TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷の原因は?
TFCC損傷は治りにくい
TFCC損傷は一般的にはなかなか治りにくい症状の一つです。
手首の痛みのため、スポーツが続けられなくなったり、仕事に支障がでたりします。
これはTFCC損傷を引き起こすと言われている一般的な原因に加えて、根本的な原因が解決されていないからだと思います。
では、どのような原因で、TFCC損傷は引き起こされてしまうのでしょうか?
一般的に言われているTFCC損傷の原因とは?
1.転倒や衝突などの時に痛めてしまう
転倒や衝突、スポーツ中の怪我、交通事故などによって強い衝撃が手首にかかった際に痛めてしまう場合があり、それを外傷性TFCC損傷と言います。
ダンベルなどを使用したトレーニングなど、急激な負荷による発症するケースもみられ、外傷性に含まれます。
2.尺骨突き上げ症候群(先天性)*生まれつき
腕は2本の骨(橈骨、尺骨)と、手首の細かい8つの骨で構成されています。
本来、尺骨は図のように橈骨に比べて少し短く隙間があります。
先天的に小指側の尺骨が長い方の場合は、手首を動かすたびに
靭帯や軟骨が物理的にぶつかりやすく傷ついてしまう事がある。
損傷の背景に、加齢による変性や、生まれつき橈骨よりも尺骨の方が長いことによってTFCCが傷つきやすい素因があって損傷することがあります。
3.手首の繰り返す負担、使いすぎ(オーバーユース)
また、スポーツや仕事でのオーバーユース(使いすぎ)によって、1回の大きな外傷ではなく、繰り返しの外力によって損傷するようなこともあります。
✔ 野球やゴルフ、テニス、バドミントン、剣道といった手首を捻る競技
✔ 指先、手首を強く使うボルダリングなどの競技
✔ ウエイトトレーニングなどの手首に大きな負担のかかる動作
✔ ドライバーなど工具を使ったり、美容師さんなどの手首を良く使う仕事
これらの様に手首に繰り返し負担がかかることで発症すると言われています。
これら3つが一般的に言われている原因です。
使いすぎで手首が痛くなる人とならない人の違いは?
手首が痛くなる人とならない人の違いは…
突発的な外傷を除くとTFCC損傷でお悩みの方のほとんどは、手首にかかるくり返しの負担によって発症します。
ですが、同じ手首に負担がかかる競技や仕事をしていても、TFCC損傷になってしまう方もいれば、手首が痛くならない人もいます。
両者の違いはどこにあるのか?
ケガ以外で手首を痛める方の共通点は?
私がこれまで診てきた手首の痛みで悩まれている方には共通するポイントが4つあります。
① 手根骨(手首付近の大小の骨)のバランスが悪い
② 肘の動きが悪い
③ 肩関節、肩甲骨の動きが硬い
④ 姿勢が悪く、肋骨が動かせていない
これら4つが重なり合う事で症状がひどくなってしまっていると言う事です。
手首を痛めている方は腕から上半身の柔軟性が少ない方がとても多い傾向にあります。
簡単に言うと体が硬い状態。
体が硬いと全身うまく使うことができません。
普段の座っている姿勢が上の写真の様になっている。
PC作業などしているとこんな姿勢になりがちです。
立っている姿勢も下の写真の様に背中が曲がって首が前にでる姿勢。
この様な姿勢になると背骨も骨盤も歪んでしまいます。
骨盤が後ろに倒れている方は、股関節が硬い
下半身が硬い(股関節が硬い)
↓
骨盤が後ろ側に傾く(後傾になる)
↓
姿勢が悪くなる(猫背になる)
↓
肩甲骨の動きが悪くなる
↓
肩から腕まわりの動かしが悪くなる
↓
手首の負担が増える
下の様な姿勢になると、背骨や骨盤が歪んで首が前に出た状態になってしまい
これらが重なる事によって手首の負担が大きくなり、痛みが出やすくなってしまうのです。
なので当院ではTFCC損傷の手首部分だけではなく、必ず以下の4つの部分をみます。
股関節の矯正
TFCC損傷になっている方の多くの特徴は
股関節が硬く骨盤が後ろに傾いています
骨盤が後ろに傾いているので姿勢を正しくすることが出来ません。
正しい姿勢を作る為に股関節の強制を行ない上半身が動きやすいようにしていきます。
骨盤の矯正
骨盤を矯正をして姿勢を整えていくことを行なっていきます。
股関節が硬い事でその支えとなる骨盤も後方に傾きやすくなります。
股関節だけでなく骨盤の位置を元に戻す施術を行なっていきます。
肋骨、肩甲骨を正しく動かす状態にする
肋骨、肩甲骨をしっかりと動かすことによって腕が動かしやすくなります。
手首・肘関節を矯正する
手首の骨(手根骨)、肘関節をしっかりと動かすことによって手首が動かしやすくなります。
股関節、骨盤、肩甲骨、肘、手首の骨を調整して元に位置に戻して負担なく使えるつかえる状態にします。
手首の固定
痛みが強い間は手首を一定期間固定して動きを制限し炎症を抑えます。
以上のポイントを中心施術を行なっていきます。
さかとう整骨院がお客様に選んでいただける理由
①当院独自で開発した整体で痛みの根本解決(全身調整)を行います。

痛みが起こっている場所、硬い場所=悪い場所
として施術を行いがちですが。
きっちりと症状を解決する為には
なぜそこが悪くなったのか?
をしっかりと見極める必要があります。
ケガで痛めたとかでない場合
痛みの原因は、他の場所にあることが多いです。
例えば、腰の痛みの原因は股関節にあったり
肩こりの原因は足首にあったりと
その人その人で原因は必ず違います。
痛みやダルさを繰り返す事は
根本的に原因が取り除かれていないからなのです。
さかとう整骨院では、その場での痛みを取り除く事だけを目的としているのではありません。
いかに、いい状態を維持できるようにするか?を目的と行っています。
②どれぐらいで良くなっていくか?施術計画を立て、早期の解決を目指す為に施術を行います。

整骨院や整体院ってずっと通わないといけないイメージがありませんか?
当院では初回にゴールを決めて、どれくらいの回数がかかるかを判断します。
どれくらいで今の痛みが落ち着くか?安定するか?
その後はどれくらいのペースでくると再発しにくいのか?
初めに全てお話をさせて頂きます。
その為に施術計画を立てていきます。
③病院やマッサージ屋さん、整体で教えてくれない再発を防ぐストレッチを指導します。

テレビやインターネット、雑誌などを見ると沢山のセルフケアやストレッチの情報などがあります。
でも実際にやってみたけれども、効果を感じられなかった方も多いのではないでしょうか?
その原因は
あなたに合った正しいストレッチ方法やセルフケアの指導を受けていないからです。
セルフケアの動画を観たりしてやってはみても
正しくできていなかったり、微妙にポイントがズレていたりして
せっかくやっていても効果が出ないので、辞めてしまうケースが多いです。
なので当院では、セルケアの指導も実際にトレーニングスペースで指導させていただき
今のあなたの体に一番最適な方法をお伝えします。
体の使い方を最終的に整える事で痛みやしびれの解決は勿論、再発を防ぐことができます。
YouTubeでもあなたの症状に合わせた動画を随時配信しています。
自宅でも取りかかれるように万全を期しています。
セルフケア動画①
参考動画①
④完全予約制であなたの時間を大切にします

当院は完全予約制で時間を大切にします。
元々どこかが悪くてご来院されているお客様を、長時間お待たせすることによって逆に悪くなってしまえば本末転倒であるということです。
初回は目安時間60分、2回目以降目安30分の時間を頂いております。
(検査、問診、施術全て込みの時間です)
待ち時間ほど無駄な時間はないと思います。
完全予約制にする事でその時間を全て解消します。
⑤担当制で施術を行うので担当が毎回変わったりしません

施術は初めから最後まで院長の私、阪藤が担当します。
あなたの体のお悩みをきっちりと解決させる為にも担当者が変わったりはしません。
柔道整復師 阪藤 賢一 監修
参考動画②