骨切り手術(O脚矯正)後の膝振り体操:安心して続けるための実践ガイド#L05

2026年03月26日

骨切り手術(O脚矯正)後の膝振り体操:安心して続けるための実践ガイド#L05

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骨切り手術を受けてからリハビリに取り組んでいる方、膝の痛みや腫れが気になっている方へ。私が診療で話すポイントを、質問に答える形でわかりやすくまとめました。膝振り体操の回数や注意点、筋トレの併用、サポーターの使い方、道具の選び方、そして骨壊死の考え方まで触れています。実践しやすい具体例も載せているので、自分の状態に合わせて参考にしてください。

目次

 

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膝振り体操とは何をする体操か

膝振り体操は関節をゆっくり動かし、関節包内の滑液(関節液)を循環させることを目的とした体操です。滑液の循環が良くなると、関節の栄養供給や潤滑性が改善され、可動域が取り戻しやすくなります。負荷は強くなく、基本的には痛みや腫れがなければ継続して問題ありません。

手術後(骨切り術)の注意点

  • 主治医・理学療法士へ相談することが優先:手術の種類や術後の経過は個人差が大きく、動画や一般的な目安だけで判断せず、担当医に現在の状態で膝振り体操を行ってよいか確認してください。

  • 痛みや腫れが出たら中止:体操中に痛みが増す、関節が腫れるなどの症状が出た場合は無理せず中止し、医療機関へ相談を。

  • 回数の目安は参考に留める:50〜60回を1日のうち何セットもやっているという相談がありましたが、痛みがなければその回数自体は問題ないことが多いです。ただし、行う頻度や強さは個人の体調で調整してください。

回数・頻度の決め方:やりすぎを避けるコツ

やりすぎになりやすい人へのアドバイスはシンプルです。大事なのは「毎日続けられる最小限の量」を決めること。例えば:

  • 毎朝1分、寝る前1分のように習慣化する

  • 忙しい日でもできる回数を基準にする(歯磨きと同じ感覚)

  • 時間に余裕がある日は少し増やしても良いが、翌日に続けられるかを意識する

継続できるリズムを作ることが最も効果につながります。

筋トレとの併用について(40代・50代の方へ)

膝振り体操だけでなく、筋力トレーニングを併用するメリットは大きいです。ただしポイントがあります。

  • 痛みが出ない範囲で行う:痛みがあるなら強い筋トレは避ける。

  • 低負荷でコントロール重視:ゆっくりした動きで筋肉の使い方を意識するトレーニングが適しています。

  • 病院に通っている場合は内容を相談:既に担当理学療法士がいるなら、その内容とすり合わせること。

サポーターや着圧ソックスの使い方

「着圧ソックスやバンテージで楽になる」という声は多いです。実際に楽になるなら継続して構いません。ただし、それだけに頼らず、膝の根本の問題(関節や筋肉の状態)も並行して考えることが重要です。

 

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おすすめ道具:ピラティスボールと45cmバランスボール

膝振り体操をする際に道具を使うと楽になります。私が使っているのは以下のサイズです。

  • ピラティスボール(直径20〜25cm):座ったときに膝下に置いて使える柔らかめのボール。抱えて膝振りをする際に疲れにくくなります。安価で手に入りやすいです。

  • バランスボール(直径45cm):寝ながら足を乗せて膝振りをするのにちょうどよいサイズ。一般的なスポーツ店には大きいサイズしかないことが多いので、購入はネットが便利です。

骨壊死と診断された場合の考え方

骨壊死はその部位への栄養供給が不足して起こる状態です。まず大事なのは画像検査(レントゲン・MRI)で現在の状態を正確に把握すること。そこからリハビリ方針を決めます。特化したストレッチよりも、患部の状態に応じた総合的なリハビリが必要です。治療の反応が悪い場合はセカンドオピニオンを検討することも重要です。

外出が難しい方へのサポート:オンライン整体の活用

外出が難しくてもできることはあります。オンラインで問診・姿勢チェック・動作観察を行い、個別にセルフケアや体操を指導することが可能です。定期的なフォローで改善を目指す方には実際に有効な方法です。

日常に組み込むための具体的な例

  • 朝のテレビ番組の間に1セット行う

  • 歯磨きと同じく毎晩の習慣にする

  • 通院中の方は担当者と回数を固定しておく

まとめ

膝振り体操は関節の滑液循環を促すシンプルで有効な体操です。術後や疾患がある場合は必ず担当医に確認し、痛みや腫れがない範囲で続けてください。やりすぎを避け、継続できる最小限のルーチンを決めることが長期的な改善には最も重要です。必要であればオンラインで個別相談も可能です。自分の状態に合わせて無理なく進めてください。

 

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よくある質問(FAQ)

膝振り体操を1日50〜60回、5〜6回行うのはやりすぎですか

痛みや腫れが出ないなら回数自体は問題にならないことが多いです。ただし術後の状態や個人差があるため、担当医や理学療法士に「今の状態でその回数をしてよいか」を確認してください。

膝のお皿の下内側が痛いときに膝振り体操をしてもいいですか

親指マッサージと膝振りの併用は基本的にOKです。ただし腫れや強い痛みがあるときは中止し、痛みがない状態から30回程度の軽めの回数で始めると安全です。

膝振り体操と筋トレは両方やった方が良いですか

膝の状態が軽ければ、痛みがない範囲で低負荷の筋トレを併用するのは有効です。負荷の高いトレーニングは避け、動きをコントロールすることを重視してください。

着圧ソックスやサポーターを使っているときの注意点はありますか

実際に楽になるなら継続して問題ありません。ただしそれだけに頼らず、関節や筋肉の根本的な改善も並行して進めることが大切です。

骨壊死と診断された場合、特別なストレッチはありますか

まずは画像で現在の状態を確認することが最優先です。リハビリ方針は画像結果と症状に応じて決まるため、個別対応が必要になります。状況によりオンライン相談で詳しく話を伺うのが良いでしょう。

最後に

膝の痛みや術後の不安は一人ひとり違います。小さな変化でも気になることがあれば早めに相談を。継続できる簡単なセルフケアを習慣にして、無理せず進めていきましょう。