LIVE 冬場に起こりやすい転倒・ケガ 体は食事から作られる#L10

2026年03月26日

LIVE 冬場に起こりやすい転倒・ケガ 体は食事から作られる#L10

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年末年始は食事や移動、普段と違う生活リズムが重なりやすい時期です。体は食べたものでできているという当たり前の話から、あえて「食べない時間」を作ることの大切さ、そして冬場に増える転倒や血管トラブルの仕組み、病院が休みになる期間のリスク回避まで、実践的なヒントをまとめます。特に中高年の方に伝えたい注意点とセルフケアの考え方を、できるだけ分かりやすくお伝えします。

目次

食べることだけでなく「食べない時間」を作る理由

食事は体を作る素材そのものです。どんなにセルフケアを頑張っても、エネルギー不足や栄養の偏りがあれば体は回復しません。ただし、食べ過ぎもまた胃腸を疲れさせ、体調悪化の原因になります。そこで注目したいのがオートファジーの考え方、つまり「食べない時間を作る」ことです。

毎日三食を無理に守るより、週に1回程度、朝から夕方まで軽めにして胃腸を休ませる日を作る。仕事や家族の予定で難しければ、起きている時間を短くする(午前中ゆっくり休む)など、空腹時間を確保する工夫で十分効果が期待できます。

消化は24時間フル稼働しているという感覚

食べて咀嚼する部分以外は、自律神経(交感神経と副交感神経)により意識せずに消化が進みます。食べ続けると消化器官は休む暇なく働き続けるため、定期的な休みを与えることは重要です。たまには一日のうち食べない時間を作ることで、胃腸のリセットと全身の回復につながります。

冬場に増える転倒・ケガとその予防

冬は路面凍結、雪かき、段差に隠れた氷などで転倒リスクが高まります。とくに普段雪に慣れていない地域の人は、ちょっとした雪で滑ってしまうことがよくあります。靴底のグリップ、足元の確認、無理な外出を控えるなど、基本的な予防を徹底してください。

  • 靴:滑りにくいソールの靴を選ぶ。

  • 歩き方:ゆっくり足を下ろし、重心を低く保つ。

  • 屋外作業:無理せず、手伝ってもらうか早めに切り上げる。

  • 家の中:玄関の段差や溶けて寄せた雪でできる凍った部分に注意。

ヒートショックと血管トラブルの仕組み

冬場の急激な温度変化は自律神経を乱し、血管の収縮と拡張を繰り返すことで脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。寒い場所にいると交感神経が働き血管が収縮し、急に温かい場所に入ると副交感神経が優位になり血管が拡張します。この温度差と血管の「収縮・拡張」が急激だと、古く弱った血管や血栓のある箇所に負担がかかり、出血や詰まりを引き起こすことがあります。

具体的な対策としては、暖房で部屋を適度に暖める、入浴は湯温を急に高くしない、寒い時間帯に無理して力を入れない、ひとりで夜遅くに入浴しないなどが有効です。特に高齢の一人暮らしの方は夕方までに済ませるなど、万一の時に対応が間に合う時間帯に行動することをおすすめします。

年末年始に病院が休みになる期間のリスク管理

年末年始は病院や治療院が休みになりやすく、急な発熱や怪我、痛みで困るケースが増えます。救急で受けられる処置は応急的なものに限られるため、大きな病気や事故の対応が十分でない場合があります。年内に気になる症状があれば検査や受診を済ませておくのが賢明です。

痛みを我慢し続ける危険性と検査の重要性

長期間の痛みを「慣れ」や「麻痺」と勘違いして放置してしまうと、症状が進行して取り返しがつかなくなることがあります。痛みの背景には単純な筋肉の硬さだけでなく、まれに骨や内臓の病気が隠れていることもあります。まずは基本的なレントゲンや必要ならMRIなどで体の現状を知ることが大切です。

治療とセルフケアの進め方:一気に変えない

生活習慣や体の問題は一気に全部変えようとすると続きません。優先順位を決め、まずはできることを一つだけ取り入れてみる。例えば体重を少し落とす、朝のストレッチを毎日5分続ける、塩分や油の多い食事を週に1回減らす、など小さな変化を続けることが結果につながります。

また、治療は施術者と患者が一緒に「この方向で試してみましょう」と確認しながら進めることが大切です。施術の時間は短くても、残りの時間は自分で体を作る時間。だから日々のセルフケアが最も効果を左右します。

年末年始の簡単チェックリスト

  • 胃腸:過食に注意。週に一度は軽めの日を作る。

  • 移動:雪や凍結の予報を確認して無理な外出を避ける。

  • 入浴:湯温は適温で、入浴時間は短めに。夜遅い入浴は避ける。

  • 検査:気になる症状があれば年内に検査を受ける。

  • セルフケア:簡単な体操を毎日1分でいいから続ける。

よくある質問

年末年始に断食しても大丈夫ですか?

1日まるまる断食する必要はありません。朝から夕方まで軽めにする、あるいは午前中を休んで昼に食べるなど、空腹時間を作る方法で十分です。薬を服用している方は医師に相談してください。

雪道での転倒を防ぐ靴はどんなものがいいですか?

ゴム製で溝の深いソール、かかとが安定するものを選ぶのが基本です。滑りやすい日は長距離の外出を避け、杖や滑り止めを活用するのも有効です。

ヒートショックを避ける具体的な方法は?

室温を一定に保つ、脱衣所やトイレも暖房で寒暖差を減らす、入浴はぬるめの湯を短時間で済ませる、急に立ち上がって力を入れないなどが有効です。高血圧や心疾患のある方は特に注意してください。

いつ健康診断を受けるべきですか?

定期的に受けるのが理想です。会社員でなくても、40代以降は年1回の検査を検討してください。気になる症状がある場合は早めに専門機関で検査を受けましょう。

痛みが続く時はどうすればいいですか?

まずは検査で原因を確認し、医師や専門家と優先順位を決めて生活習慣を少しずつ変えていくことが大切です。自己判断で薬に頼りすぎないことも重要です。

最後に

年末年始は家族と過ごし、食べる機会が増える一方で、体には負担がかかりやすい時期です。食べる内容だけでなく「いつ食べないか」を意識し、寒さによる転倒や血管トラブルを予防する行動を心がけてください。小さなセルフケアを続けることが、来年以降の元気につながります。良いお年をお迎えください。