【膝の痛み】質問・お悩み・コメント 全てお答えします! 後編#093

2025年11月19日

 

【膝の痛み】質問・お悩み・コメント 全てお答えします! 後編#093

こんにちは。さかとう整骨院(大阪市都島)の坂藤です。今回は、これまでにいただいた膝に関する質問やコメントにお答えする後編です。前編で紹介しきれなかったご相談を中心に、具体的な対処法や注意点、セルフケアの実践ポイントまで丁寧に解説します。忙しい方のために目次を用意していますので、興味のある項目だけ読んでいただくのも大歓迎です。

目次

目次(主なトピック)

  • クッションの高さと寝るときの工夫

  • 横向きで寝るときの対応(レグウォーマー等)

  • 靴と五本指ソックスの関係

  • 病院のリハビリをやめない理由

  • 膝に水が溜まる(関節液)の扱い方

  • ロッキングの原因と対処

  • 青竹踏み・足裏ケアの効果

  • 変形した骨は戻るか?痛みの改善可能性

  • 短時間のこまめな動き(足振り)の有効性

  • 膝サポーターの選び方と注意点

  • 曲がった膝は手術しかないか

  • 側弯症・座り姿勢の扱い

  • 静脈瘤や増殖検査の相談先

  • 人工関節術後のリハビリと現実的な期待値

  • 継続の重要性とセルフケアのコツ

1. 寝るときに膝の下へ入れるクッションの高さ

寝る時に膝下へタオルやクッションを入れる方が多いですが、ポイントは「高すぎないこと」です。あまり高さを出すと逆に不具合が出る場合があります。動画内で紹介しているように、タオルを数回折りたたんだ程度の厚さから試して、起床時の違和感や痛みをチェックしてください。片方だけで様子を見るのも良いですし、両方とも伸びづらい場合は両膝下に入れて調整してください。

2. 横向きで寝るときの工夫

仰向けと横向きで寝返りを打つ方は、タオルだけでは対応が難しいケースがあります。そんなときはレッグウォーマーのような柔らかいサポーターを膝まで上げて、膝の間に挟む方法が有効です。こうすると横向きになっても膝同士が直接当たらず痛みが出にくくなります。

3. ウォーキングシューズ・五本指ソックスは膝痛に関係するか

靴は膝痛に大きく影響します。高価な器具をたくさん買うより、まずは膝に合った靴を選ぶことをおすすめします。五本指ソックス(ごほんゆびソックス)については、直接的に膝痛を悪化させるものではなく、足指周りの感覚や動きを良くすることで間接的に有益なこともあります。合わなければ使用をやめて、感覚が良ければ継続して構いません。

4. 病院のリハビリをやめて良いか?

動画を見てセルフケアをがんばるのは良いことですが、病院でのリハビリをやめるのはおすすめしません。専門家によるチェックは重要で、セルフケアのフォームやポイントがずれていないか確認してもらうことで改善が早まります。来院時にセルフケアの実践を見てもらい、継続的に修正を受けるのが理想です。

5. 膝に水が溜まる(関節液) — 自分で抜けるのか?

いわゆる膝の「水」は関節液で、本来は体が吸収・排出するものです。炎症や周囲組織のトラブルで水が溜まる場合、抜くだけでは根本解決になりません。関節周囲の組織を活性化し、本来の吸収機能を取り戻すセルフケア(関節周囲の動き改善や筋力調整)を行うことが重要です。抜いても繰り返す方は、セルフケアと専門的治療の両方を検討してください。

6. ロッキング(膝が曲がらない・伸びない)

ロッキングは半月板損傷で引っかかることが有名ですが、必ずしも半月板損傷だけが原因ではありません。お皿の位置や軟骨の破片、筋肉や靭帯の動きの問題でも起こります。MRIで問題が見つからない場合は、別の医師や理学療法士、治療院でさらに評価してもらうのが良いでしょう。

7. 青竹踏み(イボイボマット)の効果

青竹踏みやイボイボ付きマットは、足底を刺激して感覚を活性化し、足のアーチや指の動きの改善につながります。足付きが良くなると膝の負担が減り、歩行時や立位での疲れ軽減にも役立ちます。痛みが生じる場合は中止してくださいが、問題なければ習慣として取り入れる価値があります。

8. 変形性関節症:骨の変形は戻るか?

残念ながら一度変形した骨(骨の形)は自然には戻りません。しかし、痛みが骨の変形そのものから来ているのか、周囲の組織(筋肉や腱、関節包など)から来ているのかを見極めることが重要です。周囲組織の状態を改善すれば、変形があっても痛みが軽減するケースは多々あります。諦めずにセルフケアやリハビリを続けましょう。

9. 短時間のこまめな動き(足振り)は効果があるか?

短時間でもこまめに動かすことは十分に効果があります。信号待ちやちょっとした合間に30秒程度足振りをするだけでも、膝や股関節の違和感を和らげるのに役立ちます。急に痛くなったときは無理に動かさず、軽く動かしてから様子を見てください。

10. 膝サポーターはしていい?どのタイプが良い?

サポーターには筒型、ベルト型、固定力の強いものなど様々な種類があります。大切なのは「今の状態に合っているかどうか」です。合わないサポーターは逆に痛みを誘発します。購入したら次回の受診時に持参して、専門家にフィット感や締め方のアドバイスをもらうと安心です。

11. 曲がった膝(O脚や屈曲拘縮)は手術しかない?

膝が曲がっている(屈曲拘縮・変形)場合、程度によります。人工関節手術は一つの選択肢ですが、手術後もリハビリが必要で、必ずしも元通りの可動域が得られるとは限りません。手術が唯一の解決策かどうかは、専門医の診察とあなたの状態(年齢、日常生活の困難さ、筋力など)を総合的に判断して決めるべきです。可能ならまず保存療法(減量・筋力強化・セルフケア)を試して、その上で判断することを勧めます。

12. 人工関節(膝・股関節)後の現実とリハビリ

股関節の人工関節は比較的予後が良いことが多いですが、膝の人工関節は術後のリハビリ量が成否を左右します。入院中のリハビリは集中的ですが、退院後に十分継続できないと期待した可動域や機能が得られないことがあります。術前に体重管理や筋力アップを行うことで、術後の回復を助けることができます。

13. 静脈瘤(ふくらはぎの血管の膨らみ)や造影検査の相談先

脈打つような症状や見た目の静脈瘤が気になる場合は、循環器内科や血管外科で造影検査(造影剤を用いた血管検査)を相談してください。手術で静脈を切る選択肢もありますが、根本的にはふくらはぎの筋力(特に筋ポンプ)が機能していないことが原因なので、筋力トレーニング(つま先立ち等)も重要です。

14. 日常の小さな改善でも継続が大事

動画やこの記事で紹介しているセルフケアは、即効で劇的に治るものばかりではありません。しかし毎日続けることで、少しずつ身体の使い方が変わり痛みが軽減します。1日で無理なら、2日に1回・3日に1回でもOK。大切なのは続けることです。実際に「朝起きるときの痛みが楽になった」「歩きやすくなった」という声を多くいただいています。

よくある質問(FAQ)

Q1: 膝の水は自分で抜けるようになりますか?

A: 関節液が正常に循環するように、周囲の組織を動かして吸収機能を回復させるセルフケアを行えば、自然に引くことがあります。繰り返す場合は専門家と併用してください。

Q2: 五本指ソックスで膝痛は改善しますか?

A: 直接的な特効薬ではありませんが、足指や足底感覚が高まり歩行が安定することによって膝への負担が減る可能性があります。感覚が良ければ継続でOKです。

Q3: 膝サポーターは誰でも有効ですか?

A: サポーターの種類や締め方が合っていないと逆効果になることがあります。必ず今の症状に合ったタイプを専門家と相談して選んでください。

Q4: 人工関節はすぐに元どおりになりますか?

A: 期待値の調整が大切です。術後に十分なリハビリを行えば大幅に改善することが多いですが、全てが完全に戻るとは限りません。術前にできること(減量、筋トレ)を行っておくと術後も有利です。

最後に(まとめ)

今回も多くのご質問をありがとうございました。皆さんのコメントや疑問は私の治療や動画作りの大きな原動力です。膝の痛みは原因も人それぞれ。セルフケアと専門家による診断・リハビリを組み合わせることで、改善のチャンスは大きくなります。今後もいただいた質問にお答えする機会を作りますので、どんな小さなお悩みでも気軽にコメントしてください。次回は手や指に関するご質問に答えていきます。お楽しみに。