【坐骨神経痛】一日8時間以上座る人は要注意 お尻から足までしびれる原因TOP3と自宅でできる予防セルフケア3選#009

2026年01月6日

【坐骨神経痛】一日8時間以上座る人は要注意 お尻から足までしびれる原因TOP3と自宅でできる予防セルフケア3選#009

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目次

坐骨神経痛ってどんな症状?

お尻から太ももの後ろ、すねの外側やふくらはぎ、足の外側まで痛みやしびれが出る状態を一般に坐骨神経痛と呼びます。歩くときに足が重くなる、立ち上がるときに足や膝に強い痛みが走る、坐ると痛みが増すといった訴えが多いのが特徴です。

坐骨神経は腰の下部(第4・第5腰椎)と仙骨から出る複数の神経が合わさってできる、人体で最も太い末梢神経のひとつです。太さは小指程度とも言われ、腰からお尻を通って脚へと伸びています。神経が腰やお尻の辺りで圧迫されると、下肢にしびれや痛みが出ます。

坐骨神経痛の主な原因TOP3

1. 腰椎椎間板ヘルニア(若年〜中年に多い)

椎間板の中身が後方へ突出して神経を圧迫する状態です。スポーツや重労働で腰に負担がかかる人に多く、比較的若い世代で発生しやすいのが特徴です。

症状は急に出ることが多く、前かがみで悪化します。検査では仰向けで足を伸ばした状態からまっすぐ足を上げると強い痛みが出る「SLR(ストレートレッグレイズ)テスト」が陽性になることがあります。足を上げにくい、鋭い痛みが走るときはヘルニアが疑われます。

2. 腰部脊柱管狭窄症(中高年に多く、歩行で悪化)

脊柱管の中で神経が圧迫され、徐々に症状が進行するのが脊柱管狭窄症の特徴です。歩くと脚がだるくなり、しばらく休むと楽になる「間欠性跛行」が典型的です。

腰を前に曲げると症状が軽くなる場合が多く、狭窄が原因で両脚に症状が出ることもあります。年齢とともに骨や椎間板の変性が進み発生することが多いため、中高年での発症が目立ちます。

3. 梨状筋症候群(お尻の筋肉が原因で神経を圧迫)

梨状筋はお尻の奥にある小さな筋肉で、坐骨神経はこの周辺を通ります。長時間の座位や股関節まわりの過使用で梨状筋が硬くなると、坐骨神経が圧迫されてしびれや痛みが出ます。

特徴としては座ると痛みが増す、一側性に出ることが多い、臀部の硬結を押すと圧痛があるなどが挙げられます。股関節の内旋(内側にねじる動き)で痛みが誘発されることもあります。

簡単にできるチェック方法

自分で症状の傾向を確認する簡単なチェックを紹介します。

  • SLR(まっすぐ足上げ):仰向けで片脚を真っ直ぐ上げたときに鋭い痛みが出れば、椎間板ヘルニアの可能性が高い。

  • フィギュアフォー(脚を四の字にする):椅子に座った状態で片脚をもう片方の膝にのせ(四の字)、上げた側の膝に軽く押し込むと臀部に痛みが出る場合は梨状筋症候群を疑う。

自宅でできる予防とセルフケア3つ(各30秒から)

坐骨神経痛の原因に応じた対処が必要ですが、特に梨状筋の硬さが関係している場合は股関節まわりの柔軟性を高めることで改善することが多いです。無理せず、毎日できる範囲で続けてみてください。

セルフケア① フィギュアフォーストレッチ(お尻の外側を広げる)

座った状態で片脚を反対の膝にのせ、膝から下を押しながら股関節を外に広げます。ぎゅっと押すのではなく、ゆっくりと30秒程度キープ。痛みが強いときは浅めで構いません。両側行いましょう。

セルフケア② ニー抱え(座位で膝を抱える)

椅子に座って片膝を胸に引き寄せるように抱えます。股関節とお尻の奥が心地よく伸びる位置で30秒キープ。膝やお尻に痛みが出る場合は角度を調整し、クッションを敷くと楽です。

セルフケア③ ボールやゴムでの筋膜リリース(梨状筋のほぐし)

テニスボールや100円ショップのやわらかいゴムボールを使い、お尻の出っ張った骨の少し下あたり(硬さを感じるポイント)に当てて軽く圧をかけながら30秒程度マッサージします。強すぎる圧は避け、痛みが強ければ中止してください。

これらのセルフケアは毎日続けることで股関節の可動性が改善し、梨状筋による神経圧迫を減らす手助けになります。椅子で長時間作業する方は、こまめに立ち上がり歩くことを習慣にしましょう。

予防のポイント

  • 長時間座る習慣を避ける:1時間ごとに5分程度立ち上がって歩く。

  • 股関節の可動性を保つ:セルフケアや簡単なストレッチを毎日行う。

  • 姿勢を意識する:椅子の高さやクッションで骨盤を安定させる。

  • 筋力強化:殿部と体幹の軽い筋トレで支える力をアップ。

  • 無理はしない:強い痛みやしびれが続く場合は専門機関に相談する。

坐骨神経痛のセルフケアはどのくらい続ければ効果が出ますか?

個人差がありますが、毎日30秒ずつのストレッチを数週間続けることで可動域の改善や痛みの軽減を感じる人が多いです。急激な変化を期待せず継続することが重要です。

セルフケアで症状が悪化したらどうすればいいですか?

強い痛みやしびれ、動けなくなるような場合は中止して医療機関を受診してください。無理に押したり強く伸ばしたりするのは逆効果になることがあります。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症でもこれらのセルフケアは有効ですか?

症状の一部が梨状筋の硬さによるものであれば、これらのセルフケアが補助的に有効なことがあります。ただし根本原因が椎間板ヘルニアや明確な狭窄であれば、専門的な診断と治療が必要です。

坐骨神経痛は左右両方に出ることがありますか?

脊柱管狭窄症などでは両脚に症状が出ることがありますが、梨状筋症候群では通常片側のみが多いです。症状の出方と経過で原因の見当を付ける手がかりになります。

最後に

坐骨神経痛は原因が複数あるため、まずは自分の症状の特徴を把握することが大切です。日常でできる股関節まわりのセルフケアは、症状の予防と改善につながります。強い症状が続く場合や不安がある場合は専門家に相談してください。

小さな習慣の積み重ねが、長い目で見た下肢のしびれや痛みの改善につながります。