トリガーポイントとは?

トリガーポイントとは簡単にいうと圧痛点(押さえて痛い点)です。

筋肉の奥の方で「しこり状」になって、手で触るとコリコリする部分を感じる事があります。その「しこり」がトリガーポイントと言われています。

トリガーポイントは痛みに近い場所だけでなく、痛みから離れた場所にあるケースもあります。これは神経の走行とは関係ない所で痛みを感じるため「神経痛」ではなく「関連痛」と呼ばれています。

トリガーポイント療法1

関連痛とは

痛んでいる場所にしこり(トリガー)が見つからず、痛む場所とは離れた所に原因となるしこりがあるという現象です。関連痛にはそれぞれの筋肉に特有のパターンが存在し、筋肉だけでなく腱や靭帯、皮膚の刺激によってもあると言われています。

なぜ神経の走行とは関係ない離れた場所に痛みを感じるのか?という事については色々言われていますが「筋膜のつながり」ということから考えていくと理解できます。
筋膜のつながりについては筋膜リリースの所を参照ください。

例えば頭痛の時、肩こりや首のこりもあって、目も疲れる。
こんな場合、肩こりや首こりの筋肉が原因(トリガーポイント)で頭痛や目の疲れを引き起こしていたりします。トリガーポイントは東洋医学でいうツボの位置とも一致する場合も多かったりします。

腰痛の方に多い坐骨神経痛の場合でもトリガーポイントが原因の場合があります。
腰痛の原因としての代表格は「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」があげられます。

トリガーポイント療法2
これは背骨の間にある椎間板というクッションが飛び出してしまい神経の根本を圧迫することによって痛みやしびれを起こす疾患です。腰からお尻、下半身にまで痛みやしびれがあって、レントゲンなどで椎間板が飛び出ていたり、脊柱管の狭窄があると、たいていこの疾患名がつけられます。脊柱に問題がなく、お尻から下半身にかけて痛みやしびれがある場合は「坐骨神経痛」と診断されることも多いです。この辛い症状もトリガーポイント療法で筋肉の「しこり」をとっていくと解消する事ができます。
トリガーポイント療法3

トリガーポイントはなぜできるのか?

長時間デスクワークや無理な姿勢などをとることで、筋肉に過度な負担がかかり血行不良が起こって、筋肉がこわばってしまうのが「しこり」です。

トリガーポイント療法4
トリガーポイントは一つのしこりが緊張することに端を発して、関連する周りの筋肉を次々に緊張させ、固くしてしまった状態です。トリガーポイントを放置しておくと、関連痛の領域を緊張させることによって他にも新たなトリガーポイントを生み出してしまいます。

トリガーポイントの緊張をとっていく事でそれに関連する筋肉の痛みも軽減してきます。

トリガーポイントは先ほど説明した筋膜とも非常に密接な関係にありますので、筋膜リリース療法と並行して行う事で治療効果はより高くなります。