どうして腰痛が治らないのか?

腰痛で悩まれている方って本当に多いですよね。
厚生労働省によると全国で2800万人、実に4人に1人が腰痛持ちであると推計されています。しかも10年、20年といったベテランの腰痛持ちの方って本当に多いです。ひと昔前ならいざ知らず、さまざまな検査法も発達し再生医療など医療技術が進歩しているにもかかわらず、どうしてこのように長い間腰痛に悩まされる方が多いのでしょうか?

腰痛

 

腰の痛みで病院に行って、こんな事言われたことありませんか?

「骨には異常がないので、とりあえず安静にして様子を見て下さい。」と

 

腰痛と病院

 

実はここに大きな間違いがあるのです。

 

「安静にしない」が世界の共通常識

まずはこちらをご覧ください。

男女問わず、16~18歳の急性腰痛(発症から4週間未満、または慢性腰痛が悪化してから4習慣未満のもの)を対象にした場合、非特異性腰痛に対しては、ベッド上安静が痛みに応じた活動性維持よりも、痛みの程度と身体機能の面で劣っている。

これは欧米では多く書かれている腰痛に対する論文の一部です。

世界の多くの国の診療ガイドラインには、ぎっくり腰を代表とする急性腰痛が起こった場合は3日以上の安静は必要なく、痛みの範囲内で動いた方が良いとされています。
様々な研究結果から、3日以上安静にした人の方が、普段どおり動いた人よりも、その後の経過が悪いことがわかってきたのです。

 

新しい腰痛に対する新常識

  1. 3日以上の安静は逆効果
  2. 動かして治すほうが良い
  3. 原因の85%はわからない(特定できていない)

こんなふうに言われたら、「え~!?」と思われるかも知れません。

ただ当院に来られている患者様でも長年腰痛に苦しまれている方の多くは、間違った考え方で治療をうけてきた方が多いのが事実です。

上にも書いたように、レントゲンやMRIなどの画像診断を用いても85%の腰痛は原因がはっきり特定できていないのです。これは画像検査では神経や骨、軟骨の状態しか判断できないからです。

 

さらには欧米ではこんな実験結果も報告されています

腰痛を訴える人と腰痛を訴えていない人を同じ数だけ集めてMRIやCTで画像検査をしたところ、腰痛を訴えているグループと腰痛を訴えていないグループを比較した結果、ほとんど同じ割合で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった画像診断上の異常が見つかった。

つまりはヘルニアや脊柱管狭窄症が必ずしも、今の腰痛の原因ではないという事になります。
それでは腰痛の原因は何なのってなりますよね。

 

腰痛の原因って?

腰痛の原因は主に

  • 仕事場や家庭での生活習慣
  • 日常での生活動作や癖
  • 過度な緊張やストレスなどの心理的要因

と言われています。

重い物を運んだり長時間の同じ姿勢でのお仕事、日常での生活習慣、癖などの日頃の体の使い方が原因で筋肉や骨のバランスが悪くなってきて、その負担が腰部に集まって痛みが起こってきます。これは何となくイメージはしやすいのかも知れません。

 

心理的な要因

心理的・社会的・経済的因子は腰痛発症と治療成績に大きな影響を与える(確証度D)。
(21)レッドフラッグがないのに日常生活が困難な場合、検査や治療を追加する前に非現実的な期待や心理社会的因子を検討する(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO

あと意外と大きい要因としてはストレスなどの心理的な要素です。
当院の患者様でもギックリ腰になられて、多忙なお仕事を休めないという心理的なプレッシャーから腰痛が長引き、顔面神経麻痺になられた方もいらっしゃいました。

「この痛みは治るのだろうか?」
「いつになったら治るのか?」
「治らなかったらどうしよう」
などの不安や焦りが強まると、神経をより過敏にさせます。そういう状態になると脳の持つ本来の痛みを抑える機能がうまく働かなくなってしまい腰痛を長引かせてしまうのです。

 

内臓の疾患からの影響

腰のまわりには多くの臓器が存在し、その内臓の働きの悪さから腰に痛みを感じる場合があります。内臓疾患からの腰痛は背中のほうまで痛む場合もあります。(腎臓、肝臓、十二指腸、すい臓、子宮の疾患など)

血流の障害

疲労や睡眠不足、過度なストレスなどにより自律神経のバランスを崩すと筋肉の血流が悪くなり腰痛の原因になることがあります。疲労物質や老廃物を多く含んだ血液が滞ってしまうことで痛みがおこってしまいます。

*全体の5%程と少ないものの腫瘍など重篤な症例の場合もありますので、文末に注意すべき腰痛の症状として記載しておきますので、心当たりのある場合は専門医院での検査をお勧め致します。

 

当院での腰痛治療

腰痛の治療はお仕事の環境や日常生活の動作や癖、さらには患者様の心理的な状態も重要な要素になりますので問診の段階でしっかり状況を聞いていく必要があります。

その上で今の状態のお体の歪み、痛みの出る動作や腰以外の部分も痛みや可動域の検査をおこないます。

病院などでヘルニアや坐骨神経痛などの診断名を言われている場合は、専門の徒手検査をおこないその診断名が原因での腰痛なのかを判断していきます。

さかとう整骨院の腰痛治療1

腰痛の場合は特に下半身の柔軟性が悪くなっている場合が多いので、足関節、膝関節、股関節を中心にその可動域を向上させ、身体全体のバランスを整えて腰自体の負担を軽減させていく治療をおこなっていきます。

さかとう整骨院の腰痛治療2
さかとう整骨院の腰痛治療3

さかとう整骨院の腰痛治療4

 

患者様の状態に合わせた施術を

炭酸整体、整体治療、PNF療法、トリガーポイント療法、筋膜リリース療法、腸整体、テーピング療法の中から組み合わせて治療をおこないます。

また施術後の日常生活での注意点や、ご自宅でできる簡単なストレッチや体操なども指導させていただきます。

どれくらいで腰痛は良くなるの?

症状や患者様の状態によってもさまざまですが、これまでの経験上、急性の腰痛(ギックリ腰)の場合は遅くても2週間もすれば痛みはおさまってきます。

ただそれで痛みがおさまったからと言って治療をやめてしまえば、また近いうちに同じように腰痛をおこしてしまう可能性は高いです。そうならないためにも根本的な改善の治療をしていくことをお勧めしています。
腰痛治療においては、なぜこのような痛みが出るようになってしまったのか?それを改善するためには日頃からどういうことに注意しないといけないか?など、患者様も一緒になって腰痛改善に向けて取り組んでいただけると、精神的な不安も少なくなり痛みの改善スピードも早まります。

さかとう整骨院の腰痛治療5

 

正しい腰痛に対する考え方を理解する事で、腰痛のおこらない体を作り、その状態を維持するという予防の治療がとても大切になってきます。

その他、上に書かれている以外でも腰の痛みやご不安のある場合は遠慮なくご相談下さい。
腰痛に負けない、ストレスのない生活を一緒に目指していきましょう!

さかとう整骨院の腰痛治療6

 

このような症状のある腰痛は要注意

腰痛患者様を診る際、急性・慢性とも「重大な脊椎病変の可能性があるかどうか」のチェックをします。

重大な脊椎病変とは、
悪性腫瘍、脊椎感染症、骨折、解離性大動脈瘤、強直性脊椎炎、馬尾症候群
といったものです。これら重大な病気の症状としての一つとして腰痛が現れます。

  • 発症年齢が20歳未満か55歳超
  • 最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)
  • 進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない、動作と無関係)
  • 胸部痛
  • 悪性腫瘍の病歴
  • 長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用歴
  • 非合法薬物の静脈注射、免疫抑制剤の使用、HIVポジティブ
  • 全般的な体調不良
  • 原因不明の体重減少
  • 腰部の強い屈曲制限の持続
  • 脊椎叩打痛
  • 身体の変形
  • 発熱
  • 膀胱直腸障害とサドル麻痺

この項目に当てはまる場合は専門の医療機関の受診をお勧め致します。